おのぼりやす、おくだりやす 京都愛宕研究会BLOG

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【会員通信】PART1 あたごと祇園祭り
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     いよいよ7月、京都では祗園祭のはじまりです。
     京都祇園祭の山鉾行事が、平成21年(2009)にユネスコの無形文化遺産に登録されました。その登録のために、どのようにして鉾が建てられるのかを調べさせていただく機会がありました。そこで驚いたことがあります。鉾の真木に愛宕のお札さんが貼られていました。みなさんはご存じでしたか? 霰天神山では、火伏せと雷除けのお札さんが販売されていることをご存じの方も多いと思います。また、山鉾町の会所や蔵に愛宕のお札さんが貼ってあるのは不思議ではありませんが、鉾にあったのは大変意外なことでした。
     確実に確認ができたのは放下鉾と函谷鉾。放下鉾では八坂さんのお札さんと並んで真木に飾られます。函谷鉾では真木に貼られていましたが、鉾建てが終わると隠れてしまうので、鉾建ての最中と解体の際に観ることができます。
     放下鉾のお町内の方に、何故愛宕のお札さんも飾るのかを尋ねてみたところ、「昔からしていることなので何故かはわからないけれど、やはり疫病と同様に火事も昔は大変なことだったからかもしれない」というようなお話しでした。

     夕暮れに、お囃子を聴きながら人混みに流されて山鉾を観に行くのも楽しいですが、私のお薦めは鉾建てです。今年は懸装品が付く前の山鉾に愛宕のお札さんを見つけることができないか、いろいろと散策しようと思います。みなさんも、もし他の山鉾に愛宕のお札さんが貼られているのを見かけたら、ぜひ情報をお寄せください。

    注意)鉾建ては決められた時間内に建てなければならないのと、釘を使わずアラ縄でくくって組み上げていくので、近寄ると大変危険です。会所も部外者は立ち入り禁止なので、邪魔をしないように見学しましょう。


    写真1)
    放下鉾の「ハシリ」にて、お札さんが見えます。蔵の中にも貼ってあるそうですが、私は女子なので蔵には入れません。なのでここから撮影。


    写真2)
    放下鉾の会所の2階にて。駒札のようなものに貼られた愛宕さんのお札が見えます。右側に八坂さんのお札が貼られます。


    写真3)
    会所の2階にあったものが、ちょうど赫熊(しゃぐま)の下あたりに取り付けられます。これも鉾が起き上がると赤い綱隠しの中に隠れてしまいます。


    (H・N)

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